(いくつか追記)
春節休み後も地方政府の要請により出勤出来ない状態が中国の大半の地域で続いていました。本日、2020年2月10日からそれも解けて人々がオフィスに戻り始めました。それでも在宅勤務を推進する会社もあるでしょうし、勤務地に戻れていない人もいるでしょうから、おそらくは100%社会活動が元に戻っていることはないでしょう。
-> 聞くところによると、普通に再開できるのは事務系オフィスだけで、工場の再開にはいろんな衛生上の検査や従業員のマスクの準備がないとだめだそうです。加えて工員さんたちがなかなか戻らないらしく100%稼働にはそうとうな日数がかかる模様です。
通勤のためにバスや地下鉄を利用すると知らない人たちに囲まれなければならないので、それ自体にストレスを感じる人も多いです。かみさんも今日から出勤を始めましたが、急遽購入した電動バイクで出かけて行きました。しばらくは出かけることも来客もないので、また在宅勤務にすることになるかも知れません。->やはり在宅勤務をすることになりました。
生活面では、いろいろと小さな不自由が続いています。中国のマンション、集合住宅は小区と呼ばれ数棟から数十棟の建物がまとめて開発されて壁で囲まれています。大きなところでは利便性から複数のゲートが設置されています。今は空いているゲートが一つになり、部外者の出入りを制限したり検温を行ったりしています。地域や小区によっては小区から外に出るのも出勤者を除いて各家庭で二日に一人に制限しているところもあります。わたしのところでは外出の制限はありませんが、宅配便がゲートで留め置きになったりしています。ときどき小区内の宅配ボックスに荷物が届いたりもするのは何か基準があるのか良くわからないです。
街の様子は落ち着いたものです。流石にマスクの装着率は高くなりました。春節休みから引き続きしまったままの店もありますし、仕入れの問題かスーパーの品物は少なくなっているものもあります。それでも、生活に必要なものは家の近所でそろえることが出来ますので不便は感じません。
これは2/9までの確定診断と疑似診断の患者数の新規増加数を日毎にカウントしたグラフです。数値の主な部分は武漢のものになります。前半は武漢での医療従事者、機材が充実するに従い一日に確定診断できる患者数が増加していることを示しているものと思われます。それが2/4,2/5にピークを示して下降しはじめました。これは1/24の春節休みと同時に自宅引きこもり生活が効いてきたのかも知れません。
本日から、出勤者が街に戻り、この数値がどうかわかるこれから注目していきます。